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2003年初場所優勝自戦記 【大相撲の分岐点】 |
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杉浦伸洋 |
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木村さんの8回に次ぐ、6度目の優勝を飾ることが出来た。 いままで名古屋場所、秋場所しか優勝したことがなく、この年頭に自戦記を書けることを素直に感謝したい。 またいろんな意味で分岐点を迎えた今場所について、自分が感じたことを最後に書き連ねてみようと思う(脱線も多いと思いますが)。 初日からの展開を競馬に例えながら、初場所を振り返ってみたい。 12月26日、2002年の弱小忘年会が開かれる。 投票で決まると思われた弱小位が、立候補(笑)という前代未聞の形で角さんに決まった。やはり自分に相応しい栄誉を前年私に奪われたのが、彼のプライドを傷つけたのかもしれない。 そして、初場所から相撲ゲームの「脱退」を宣言した。つねづね競馬は引退した方が良いのでは?と思っていたのだが、中心人物が欠けるので寂しい思いがしたのを覚えている。屈腱炎で放牧(引退?)といったところか、いきなり年度代表馬が次年度レースを断念することになった。 12月28日、初場所の登録が締め切られた。 今場所は、初日から武蔵丸・魁皇・千代大海が休場、貴乃花が微妙という状況(応援はしたいが、登録は全く考えていない)。必然的に3点は先場所優勝の朝青龍が人気を集めることが予想され、当然ヒネクレ者の私としては休場明けだが栃東に期待も込めて3点に決める。 また琴光喜、若の里、土佐ノ海、雅山、貴ノ浪、隆乃若の6人は、銀星獲得が期待され、番付からいっても外せないので問題なく決定。これは来場所も再来場所も変わらず、関脇以下では力上位は明らかだからだ。 あと4人で相撲ゲームの勝敗が左右されるが、前頭上位はアテになる力士がおらず、勝ち越しが濃厚な前頭8枚目以降でピックアップ。高見盛を最重要勝負力士に決め11点、「厩舎2頭出しは人気薄を買え!」で朝赤龍を9点(何のこっちゃ!?)、お手馬の玉乃島を8点、モンゴル・ブームに韓国はいかが?で春日王を入れたいがよく相撲を見たことがなく怖いので5点(軟弱)。控えは、明らかに力が違うが11人には選べなかった栃乃洋と武雄山を入れる。控1を栃乃洋にしたことが、連盟内の優勝に繋がった。 結果的に高見盛・10勝、朝赤龍11勝、玉乃島8勝、春日王10勝とそれぞれノルマをクリア。だが栃乃洋と武雄山がともに11勝したので半分失敗したとも言える。休場力士が出たことが私に幸いしたのは認めます。 さあ年も明けて初場所の話題がスポーツ紙を賑わせ始めた。また貴乃花が出場うんぬんというだけで、相撲欄の大半を占めている。また前売り券を売るためのお約束で、出るわけないじゃんと茶番劇に白けていた。 だが現実は…、強行出場!3点枠にすれば良かったという人もいると思うが、当然私は「金星を損した」と嘆いていた。出ると判っていれば、玉乃島やら春日王といった番付下位より、負け越しても前半戦で貴乃花と当たり金星の可能性がある一発屋(旭天鵬、琴ノ若、出島)を1点に置いておくのが常套手段。引退したら不戦敗で「ただもらい」も考えられるから。結果は怪我で不戦敗を喫し、旭天鵬の「ただもらい」が実現した。貴乃花にはこの後「おまけ」も出たが、スモウゲームには無関係。 1月12日、初日が始まる。こんなに書いていてもう自戦記十分だろ!とお怒りの諸兄にも「柳に風」で、ようやく場所が始まるのです。 何と言っても注目は貴乃花の初日、2日目。分のいい相手ということで、若の里・雅山と組まれた。この2人は私も登録しており、取組が決まった後でニンマリしたものだった。若の里戦、電車道かと思われたが土俵際でゴチャついて誤魔化す(笑)。物言いが付いても良いのでは?という感じだったが、あっさり貴乃花の勝ち。 そして翌日の雅山戦、申し合わせたかの如く貴乃花が十分の体勢。流石は元大関、相撲協会のことを考えているなと思ったら横綱の体が完全に宙に浮いていて柔道なら一本の払い腰。行事が雅山に軍配を水平に揚げたので、「技ありだったか」と一人で微笑んだが、さすがにこれは動かないと思っていたところで…物言いで「同体取り直し」だって!?あれで勝てなかったら、二丁投げで勝つことなんて今後不可能。取り直しで雅山が敗れおまけに足を痛めた模様。初日に栃東から銀星を奪取し、キーポイントに挙げていた6点・雅山だっただけに、貴乃花に投げられて敗れた瞬間、私は大ブーイング。しかし翌日、朝青龍にトドメを刺されて雅山が休場したことが、今場所優勝の大きな要因となるのを知ったのは、少し後のことだった。 登録力士の勝ち負けが微妙にカバーして2日目には2位、それから逃げ馬を前に置いて二番手の好位キープ、6日目に馬なりで先頭に立つ。その間、貴乃花が休場したり再出場して話題になったが、再出場後は得点に反映しないルール上、ただの土俵入りをして観客を盛上げる一力士の存在。いつ引退を決めるかという一点で、取組に注目を集めた。 前半戦、私の登録力士はハッキリ明暗を分けた。高見盛、朝赤龍、春日王、土佐ノ海は4勝1敗で好調だが、3点・栃東は全敗で控1・栃乃洋も4連敗を喫しあまり先を見込めない。5日目から雅山の代理で登場するが、残り11日で6勝してくれれば十分と割り切っていた。だが結果は皆さんもご存知の通り怒涛の11連勝、私の6点枠は12勝と朝青龍を除き幕内最高の勝ち星を稼いだ。 中盤戦、11点・高見盛と9点・朝赤龍は快進撃を続け、連盟内トップを守り続ける。しかしほとんど全員が1敗の出島を入れていないため、スローペースで先頭にたつタップダンスシチー(競馬ネタ)といったところ。仮に連盟内で優勝しても出島が大崩れしない限りブロック順位は上を望めない。 後半戦、6点・栃乃洋は相変わらず止まらない(ニヤリ)。栃東が5連敗後に途中休場して、控え3点の朝青龍に代わり優勝10点の心配もしなくて済む。また貴乃花も9日目に引退を発表して展開に紛れがなくなり、いつもの「逆噴射」を4コーナー過ぎから繰り出せば逃げ切り濃厚。 12日目に高見盛、春日王、玉乃島が軒並み敗れて首位を明渡すも、それぞえ番付が下過ぎて上位と当たる心配がない。栃乃洋も含めて、展開が私に向いているのは間違いないと楽観していた。 千秋楽を前にして、2位大野さんとの差は8点。しかし登録が似ており、唯一差が出る高見盛が7−7の貴ノ浪だったのがポイントと見ていた。仮にその一番で敗れても、隆の鶴が敗れれば何とか逃げ切れると思っていた。また3位以下とは30点以上も離れていたので、大野さんの登録だけ見ていれば良いという状況が私に安心感を与えた。 そして結果は13点差で何とか逃げ切りゴール。豪脚シンボリクリスエスは今回いなかったようです。玉乃島が負けてヒヤリとしたが、高見盛が貴ノ浪を破って10勝目を挙げた時点で優勝を確信。負け越し決定の岩木山が三賞の掛かる隆の鶴に勝ったのも結果的に幸いしたようだ。 改めてスモウゲームは奥が深いと思った。11人を選ぶのも、何点に誰を登録するのもそうだが、控1・2と3点控の選択で私が優勝出来たと言っても過言ではない。大相撲は年々興味が薄れていくが、スモウゲームを考えた人は、ノーベル賞ものである(ノーベル何賞だという突っ込みには愛想笑いをするしかないが)。 連盟内では1位になれたが、ブロック順位は1056位。4桁順位での優勝はあの偉大な永世弱小様の記録に並ぶ。また一歩近づけたことは大変光栄なことで(涙が溢れて止まらない)、来場所こそは3桁以上での優勝をするぞ!とコブシを力強く握り締めるのであった。 今年のこれからの目標は、昨年の木村さんの3場所優勝を抜くこと(つまり連盟内V10)と、初日からの完全優勝(これは流石に無理かな?)。そしてあわよくば海外旅行にタダで行きたい。ブロック2位でラスベガスをGETした常盤さんは改めて偉大だと敬服する。 その権利を頂いて4年前に行ったラスベガス、最高級ホテルで一階がカジノ。隣のホテルもカジノ、何処まで行ってもカジノ、電車に乗って降りたら目の前がカジノ。うーん、楽園だ!絶対に行きたいよ〜。 仲の良い某棋士に「一緒にラスベガスに行きましょう」と言って承諾を得ているのだが、いつのことになるのやら…、あれからお互い結婚して何か弾みがないと難しい状況になった。私は密かに「A級八段」になったらお祝いということで連れて行ってもらおうと思っていたのだが…。 八段を通り越して九段になろうとしているが、A級にはまだ時間が掛かるようだ。東京にカジノが出来る前にA級になってラスベガスに連れて行ってね。その時は、ホテル・ベラージオに預けておいた∞万円を取り戻しに良くから(しばし脱線)。 大相撲は、14勝1敗で朝青龍のブッチギリ優勝。星3つ離しているわけだから、1人だけ力が違うと言うことは歴然としている。横綱不在、3大関休場で横綱昇進を不安視する声もあるが、同じ大関で同じ相手と戦った武双山は今場所も8勝7敗で辛くも勝ち越しを決めたのである。 私は現在の規定(というか流れ)では当然横綱昇進させるべきという意見である。過去に小錦や貴乃花もそうだったが、2場所連続好成績を上げても、連続優勝ではないとか、その前の場所で二桁勝ってないという理由で昇進を見送られた。今回は14勝で連続優勝したので(しかも4場所連続で中日勝ち越しは快挙!)、それだけでも文句は出ないはず。 私の意見では、極論すると12勝でも11勝でも連続優勝すれば横綱昇進させてもいいと思う。内容より結果重視の勝負の世界、モンゴル人だからとか、品格に欠けるからという理由は間違いである。そういう問題があれば、まず幕内最高の場所で、連続優勝は出来ないという考えに基づく。 人一倍稽古を積み幾度も修羅場を経験して強靭な精神力を身に付けた朝青龍。場所前も体調を崩し、場所中も足を怪我したにもかかわらず結果を残した。公傷を理由に場所に姿を見せない横綱・大関陣に比べ、最も横綱に相応しい存在であることに異論はないでしょう。 大関昇進は3場所33勝以上、横綱昇進は連続優勝でそれが全て。それで良いのではないか。昇進後の結果で、横綱や大関に相応しいか判断をすれば良い。 もちろん、休場(あるいは負け越し)と8勝してようやく勝ち越しの繰り返しが大関に相応しいとは思えず、5場所連続休場や横綱不在の場所を作る横綱は相応しいとは思えない。そちらを重点的議題に挙げるべきと私は考える。また、そもそも横綱審議委員会って存在が意味ない。場所も総見も見ない人(横綱昇進の議題で欠席する人もいる!)が委員である方が余程問題があるでしょう。 どの世界でもそうですが、審判が介入したり規定が曖昧でハッキリしないとファン離れが進むのも仕方がない。サッカーもイタリア・セリアAは毅然としたジャッジでハイレベルな試合を演出し、野球もメジャー・リーグの審判は毅然たる態度で監督も一目を置く存在。ゆえに選手も納得してプレーが出来るし、観客もスタンディング・オベーションで歓喜することが出来る。日本でも同じルールで競技しているがファン離れが進むのは、選手自信の問題ではなく、ジャッジや周りの環境に不具合が多すぎるからだと考える。 もちろん「待った」や「物言い」なんてあるわけない。外国人が混じっても問題があるわけでもない。大相撲は日本の国技なのだから、もっと相撲の内容でファンを沸かせることの出来る様、周囲の環境を改革する必要がある、というより急務である。私としては公傷問題と休場力士の見直しを第一に議論することを望む。 最後に、ここまで長々と駄文に付き合って下さった「のぶろうファン」の皆様(笑)。スモウゲームで優勝すればこんなに長い文章をサイトに載せることが出来るんですよ(大野さんのお許しがあれば)。 常盤さん、角さんに続き、木村さんも来場所からスモウゲーム撤退を表明しました。 とっても寂しくなりますが、私はラスベガスに行けるまで続けようと思っております(半永久的継続宣言!?)。私の(あまり意味のない)文章を待っている方もいるとは思いますが(いないよ!)、現在参加されていない方で、我こそは優勝できると思われる方、新参加・再参加は大歓迎です。貴方もスモウゲームで優勝して海外旅行に行きたいと思いません か?(注:本ゲーム主催=ファイターの回し者ではありません)そしてこの自戦記で思いの丈を記したいという奇特な方(笑)、お待ちしております。 エッ?私が優勝したら、のぶろうさんが自戦記書けないじゃないですか?とご心配のあなた(みのもんた風)、大丈夫ですよ。優勝しなくても毎日のように掲示板に書き込んでいますからね(笑)。 あー、時計は午前3時過ぎを示している。原稿料など貰える訳もない(当然)のに、過去新記録の自戦記の長文を書き終えて満足する私。幸せってこんな状態のことを言うのでしょうか?間違いだとご指摘して下さる方のご意見をお待ちしております、掲示板で。 そのレスを私が書いて、違う方もその話題に加わって、G1シーズンになり競馬の話題に変わって、角−滝澤戦の将棋の話に飛び火したりして(笑)、モー娘。がさくら組とおとめ組に何故分裂するのか脱線して(しない)…「ナンバース」をプレゼントで貰っても、どれが当たっているのかサッパリわからず、やっぱり競馬だよねと思う自分に共感を求めたりして(競馬もやめた方がいいなんて言わないで)…もう誰か止めてください。どなたか優勝して私が3月に書くのを阻止して下さい。このままでは寝不足で体調に悪いです。でも死ぬまで治らないことを予めご了承下さい。 (終) |
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