2002年初場所優勝自戦記・・・「6回目の自戦記」
木村明弘
 

 これは千駄ヶ谷にある、とある会社での出来事である。
T峰氏「T沢君、今年初のJIの枠順知ってる?」
T沢氏「当然知ってますよ、新聞も持ってますよ。」
T峰氏「見せて、見せて。」
T沢氏「はいどうぞ。」
T峰氏「ふーん、10頭立てか・・・」

第14回 大相撲予想初場所 (JI) 距離1500m 

予想脚質騎手
 @エイセイジャクショウ追込
 Aワカシャチョウ自在橋本
△Bキョネンノシュヤク追込杉浦
○Cウラノチャンピオン先行国沢
◎Dカカッテコイ差し木村
 Eカワイイハヅキ自在小田切
 Fブライアントゲンサン追込木場田
 Gバッファローズイノチ自在安藤
 Hネッショウロッコウ逃げ大野
 Iビリヤードキング追込

本誌予想K、BーC、BーD、CーDの3点でいきたい。ただし前回と同じスローペース(低得点)だと@が気になる。

T峰氏「・・・と新聞には書いてあるけど、T沢君は何を買うの?」
T沢氏「Bから@CHと流して決まりですよ。」
T峰氏「本命のDは買わないの?」
T沢氏「来ません!真っ先に切りました。」
T沢氏「それでは買ってきます。」
T峰氏(ニヤリ)

・・・ T沢氏「いよいよ始まりますね、ドキドキしますね。」
パーンパカパーンパパーンパパパ・・・
実況「ファンファーレも鳴り終え、いよいよスタートです。」
「各馬、順調にゲートインを済ませていま・・・、おっと@エイセイジャクショウとCウラノチャンピオンの2頭がお互いにちょっかいを出しています、これがどうレースに影響するか?」
「ゲートイン完了」「スタートしました・・・、おっと@エイセイジャクショウが出遅れた。」
T沢氏「ウッソー。」 
実況「Hネッショウロッコウが好スタートでトップ、DカカッテコイCウラノチャンピオンと続いています。」
実況「400を過ぎたところでGバッファローズイノチが先頭に並んだが、直ぐにHネッショウロッコウが引き離し、依然トップを快走。」
実況「800を過ぎたとこでDカカッテコイが先頭に変わりました。それにHネッショウロッコウCウラノチャンピオンが続き、この3頭がトップグループを結成、そしてBキョネンノシュヤクがじりじりとあがってきた。」
T沢氏「いけー!差せー!」 実況「又すぐにHネッショウロッコウが先頭に…。」
T沢氏「あれ?@エイセイジャクショウが伸びていないよー。」
実況「さぁ第4コーナーを回って最後の400、先頭は再びDカカッテコイに、3番手にはCキョネンノシュヤク、そしていつのまにか4番手に@エイセイジャクショウがあがってきた。」
T沢氏「いけー!差せー!」
実況「あっと、ここで再び@エイセイジャクショウとBウラノチャンピオンが小競り合いを始めた。」
T沢氏「なにしてるんだ!」
実況「小競り合いに負けた@エイセイジャクショウはずるずる後退。」
T沢氏「本当かよー。」
実況「ラスト200、このままDカカッテコイが逃げ切るか!Bキョネンノシュヤクも伸びてくる、Cウラノチャンピオンは苦しいか。残り100、Hネッショウロッコウが一杯になった、Dカカッテコイが逃げる逃げる。そしてそのままゴーーーール。」
T沢氏「アーーーーー!」
実況「2着はCウラノチャンピオンかBキョネンノシュヤクか微妙です。」
実況「写真判定の結果、鼻差でBキョネンノシュヤクが2着です。」
場内アナウンス「配当を発表します。1着D 単勝250円 連勝複式B―D 67 0円」
T沢氏「なんだよ2着3着かよー。あっT峰さん、もしかして手に持っている馬券 は…、」
T峰氏「いやー、2点で当てちゃったよー。T沢君のアドバイスのおかげだよ。」
T沢氏「しかもなんですかその五桁の数字は!」
T峰氏「Dを切るっていうから安心していつもの十倍ぶち込めたよ。ボーナスありがとう!」
T沢氏「ひどいなー。でも次回こそバッチリ当てます!自信の一頭がいるんです!」
T峰氏「是非教えて!どの予想より信頼高いから(逆の意味でね。)」
T沢氏「その一頭は…。」
場内アナウンス「ここで、見事1着になりました、木村選手のコメントが入りました。

「今回は、読み以上に上位3人が活躍し、下位4人(5・4・2・1点枠)の不調を吹き飛ばしてくれました。出島の怪我さえなければ電光掲示板に載れたのに…。まあ全国102位なら誰もトップに異論はないでしょう。しかし、これで今年の弱小位がほとんど不可能となったのは淋しいっすね。(笑)来場所の目標は全国順位を2番以上上げる事。皆様応援宜しくお願いします。」

場内大歓声でその後の、T沢氏のコメントは誰も聞き取れなかったそうです。  (完)

※この文章はフィクションです。限りなくノンフィクションに近いですが…。

 

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